●期近と期先と中心限月
通常、投資家は現在から最も近い限月(期近・・・きじか)を取引しますが、これを中心限月(ちゅうしんげんげつ)といいます。
中心限月は出来高も一番多い限月のことを言い、流動性も一番高くなります。
最終売買日に近づくにつれて、次の限月(期先・・・きさき)の出来高も並行して増えていきます。
なぜなら、最終売買日まであと数日しかないような場合には、投資家はあえて期近の先物を売買するよりも、期先の先物を取引する人が多くなるからです。
また、最終売買日が近づくにつれて、期近の先物を長く保管していた投資家や日々売買していた投資家は、期近の日経225先物を手仕舞いして期先の先物に乗り換えるロールオーバーを行っていきます。
そのように乗り換えが進むにつれて期先の出来高が少しずつ増加していきます。
そして次の限月(期先)の出来高が、最も近い限月(期近)の出来高を超えてくると、限月交代(げんげつこうたい)したと言われます。
その場合には、中心限月は出来高で判断されますから、最終売買日前に中心限月が交代することも起こります。
もちろん投資家はどの限月を取引しても自由です。
ただし、あまりにも先の限月を売買しようとしても、流動性の面で非常に不利になります。
日経225先物取引においては、中心限月を取引するのが常識ですから、何限月も先の出来高が少ないところに注文を出しても、なかなか相手方が存在しなくて約定しなかったり、自分に不利な値段でないと約定できない相手しか出てこなかったりします。
このような状況で先の限月を売買するような物好きはなかなか現れないのが実情で、よっぽど自分が有利な価格でなければ手を出さないのです。
まれにですが、限月を間違えて、かなり先の限月の225先物を発注してしまう人がいますが、そのような時に成行きの注文を出してしまったりすると、とんでもない値段で約定してしまうことがあります。
日経225先物取引の場合には、自分がその値段で買いたい、売りたいと思っても、必ず相手方がいないと取引が成立しませんので特に注意が必要です。
仮に1年先の日経225先物を売買したいと思って注文を出しても、その注文の相手方が存在しなければ、いつまでたっても約定することはありません。
その場合には、あえて約定させるためには長時間注文をさらし続けるか、相手方に非常に有利な注文をあえて出して、約定させてもらうしかありません。
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